より良い「聞こえ」の研究に主眼をおく独自の研究開発施設エリクスホルム研究センター
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聞こえに悩む方々が、音や会話をどのようにとらえているのかを細かく分析し、解析することがより自然な聞こえを実現するためには不可欠です。
エリクスホルム研究センターは、このオーディオロジーの研究を、物理学、音響学、生理学、聴能学や工学に至るまで、幅広い分野の研究員と大学や民間企業の研究者との国際的協力により行なうため1977年に設立されました。
開設以来、研究室での実験や検査を行うだけでなく、補聴器のユーザーとの密接な関係を構築し、こうした方々からの協力の下、実生活に基づいた情報を収集し、統計化し研究開発に活かすことで、これまでの補聴器の仕組みや理論を改良することに成功しています。
新製品開発にあたっては、聞こえに悩む方々をモニターとして研究に参画していただき臨床検査を実施しています。8割以上の方が納得しない限り、新しい補聴器の製品化は行わないという徹底した品質管理を行なっています。
研究施設には50名以上を収容する講堂をはじめ、多くの施設に特殊な技術設備を導入するなど、研修教育にも理想的な環境を提供しています。
センター設立以来、様々な研修会やセミナーが開かれ、補聴器業界に豊かな情報を提供したり、修士課程や博士号課程の学生に対して門戸を開き、理論や実践に関する研究活動の機会を定期的に提供しています。