1. 変わりゆく現代のユーザーから見えるひとつの課題
求められているのはユーザーが、一日の終わりまで疲れを感じることなく精神的エネルギーを維持し続けることを可能にする技術
聞こえが低下している人では音を処理する精神的エネルギーの 低下がより顕著にみられる
2. 変わりゆくオーディオロジーにおける可能性
多様な聴取環境や一人ひとり異なる要求や好みに向かい合うために、多岐にわたる専門分野へのアプローチを行うことで生まれる可能性
時間帯によって変わる現代のユーザーのニーズ。 日常生活には聞き取りが楽な環境や難しい環境などのさまざまな聴取環境が混在しており、 その状況の如何によって必要な認知資源は変化する
3. 二つの変革によって生み出された聴覚ケアの目標
あらゆる環境での聞き取りの向上と、一日を通した活動的な行動を可能にするための精神的エネルギー消費の軽減
聞こえに問題があることによって一日の終わりには残っている精神的エネルギーがわずかとなり、 単純な聴取環境でも聞き取りが困難になる。 これを改善していくことがすなわち聴覚ケアの目標となる。