raising a child with hearing loss

お子さんの難聴を受け入れる

多くの親御さんが心配し恐れること、それは子どもたちが人生を楽しむ機会が少なくなってしまうことです。このような心配や恐れは、お子さんの幸せな未来を願う親御さんとしては自然なことです。子どもを前に「友達を作れるだろうか」、「学校にきちん通え、仕事も見つけられるようになるだろうか」、「結婚相手は?」など、自問するかもしれません。 これらの心配はよく理解できます。 現在の補聴器は非常に高性能で、例え重度の難聴を抱えた子どもたちにもより良い聞こえにつながるメリットを届けます。

すべての親御さんが同様に悩みながら、解決策を見つけています。同じ経験をされている親御さんからの体験談を教えてもらうことも、助けとなるでしょう。そして、このような機会は補聴器ユーザーである他のお子さんと、皆さんのお子さんとの出会いにもなります。

お子さんの未来に向けて

将来の夢を見続けること、できることはもっとやってみるよう励ましてください。難聴によって、お子さんの人生での楽しみが制限される必要はありません。

夢と希望を抱く
親なら誰しもが持つように、あなたのお子さんに対する夢や期待があります。子どもの成功を望み、他の子どもたちのように手にした機会を楽しめるかを心配します。彼らが夢や希望を持ち続け、そして可能な限りそれらを叶えられるよう支えてください。オーティコンの使命は、難聴を抱えるすべての子どもたちのより良い未来を創ること、そして、子どもたちがなりたい自分になるための可能性を高めることにあります。

愛情と励まし
子どもたちへ愛情を注ぎ、受け入れ、励ましてください。何か上手にできたなら褒めてあげてください。それがほんの些細なことでも、子どもたちが何かを共有したい時には、それに気づいてあげてください。愛情がこもった思いやりに満ちた行動は、あなたのお子さまが緊張することなく、自信を与えることになります。励まし続けることによって、聞こえの世界からの疎外感を感じる心配を減らして、人生で起こるさまざまなことを受け入れられるようになります。

お子さんを力づける

忍耐強く、愛情を注ぎ、安心感を与えることのほかに、健聴のお子さんのように育てることも大切です。ご家庭でのそれぞれの役割も必要です。兄弟姉妹とは公平であり、そして、あなたがいなくても自由に活動に参加できることも必要となります。

社会適応能力を健全に育むには、成功と失敗の両方を体験し、対処するための支援を受け、そこから学んでいくことにかかっています。難聴を抱える子どもの親御さんの多くは、やらせることとやらせないことのバランスが難しいと感じています。良いお手本となり、公平であることは、お子さんが実社会で生きていくための準備にはとても重要です。障害を抱えても、独立して自立した強い大人に成長する必要があります。

難聴を抱えるお子さんを育てる上で重要なことは、自分自身で難聴を管理していかなければならないことを教えることです。補聴器を装用する動機付けのカギとなります。1つの例として、補聴器を装用する理由を理解させ、補聴器の動作に関わらせることです。

聞こえの重要性について読む 
  • 補聴器のケアに参加させる

    幼児は、あなたに補聴器を持ってきて、夜に乾燥ケースに入れることができます。未就学児は、補聴器の電池交換も補聴器を装着することもでき、後で綺麗に手入れ掃除することもできます。

  • セルフアドボカシーを教える

    年齢に応じたセルフアドボカシー(自己権利擁護)スキルを育てることが大切です。あなたのお子さんに 聞くことの必要性を説き、壊れたコミュニケーションの修復の仕方を話してあげましょう。

  • 発言させる

    お子さんは生涯を通じて、定期的に耳鼻咽喉科か療育施設に通う必要があります。補聴器の色は、自分で話して選ばせるようにします。先生方は聞こえの専門家であることを伝えておきます。

成長に合わせた支援

お子さんが成長し、コミュニケーションの上手な仕方がわかり、適切な補聴器を選んでいると、これまで難しかったことが、簡単になってきます。しかしながら、成長段階に合わせた新たな悩みに対応する準備をお勧めします。

お子さんの成長段階については以下をご覧ください。

家族の関与

難聴のお子さんを持つことで、お子さんと親御さんの両方にとってコミュニケーション上で工夫しなければならないことが増えるかもしれません。それは難聴が家族全員にも影響を与えるからです。

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