オーティコン インテント

臨床研究からセンサー駆動のブレインヒアリングテクノロジーを搭載したオーティコン インテントは、補聴器ユーザーへ多くのメリットをもたらすことが実証されました。

   

臨床研究によって個々に合わせた適切な聞こえのサポートを受けることで、補聴器ユーザーは、大切な音、意味のある音により集中できることが分かっています。オーティコン インテントを使用すると、補聴器ユーザーはさらに会話への参加がスムーズになります。

   

新しいエビデンスにより、オーティコン インテントの先進的な”じぶんセンサー”(4Dセンサー)技術は、補聴器ユーザーの聞き取りの向上に寄与するだけでなく、継続的な聞き取りの労力(リスニング・エフォート)と聞き取りのストレス(リスニング・ストレス)を軽減する結果を示しました。

オーティコン インテント - ブレインヒアリングテクノロジーを次なるレベルへ引き上げることを実証

騒音下での会話の聞き取りは、難聴者にとって依然として最大の課題です。実際、騒音下の聞き取りには認知的努力が必要なことはよく知られています。脳は騒音の中から音声を抽出し、その音声から意味を見出そうと懸命に働きます。 私たちの認知能力には限りがあります。全ての力を聞くことに使い果たしてしまうと、他の作業に使える力が不足します。オーティコン インテントは、聞き取りが難しい複雑な聴取環境において、聞き取りの労力を最大31%軽減する1ことが示されました。

大きな騒音にさらされたり、騒がしい環境で聞き取りが難しくなると心拍数が上昇します2。これを聞き取りのストレス(リスニング・ストレス)と呼びます。短時間のストレスでも認知能力に悪影響を及ぼし、会話に参加する能力が低下します3。ストレスの高い複雑な聴取環境でも、オーティコン インテントは、ユーザーの聞き取りのニーズに即応して、適切な聞こえのサポートを提供します。インテントは、騒音下での聞こえのストレスを軽減することが実証された世界初*の補聴器として、オーティコン リアルと比較して聞き取りのストレスが最大40%軽減される1ことが示されました。

* 世界初は2024.9月末時点です。(自社調べ)

リサーチブリーフをダウンロード

補聴器ユーザーにとって、騒音下で会話を聞き取れるかどうかは、会話についていくことを断念してしまうか、会話を続けるかを決める大きな要因となります。従来型の指向性技術では、まったく同じ方向から来る音声と聞き取りを妨げる雑音とを区別することが困難でした。

日常の騒がしい環境をシミュレーションした結果、オーティコン インテントは前方からの音声明瞭度に優れており、主な競合製品よりも最大で22%多くの音声の手がかりを届けられていること4が示されました。

混雑したレストランやカフェなど、聞き取りの環境がさらに困難で複雑になった場合でも、オーティコン インテントは主な競合製品よりも最大で45%多くの音声の手がかりを届けらていること4が示されました。

オーティコン インテントは、脳本来の聞く働きをサポートするために、絶え間なく一人ひとりのユーザーに向け個別化された聞こえのサポートを行いながら周囲360°の音の情景の全体像を届けることで、従来の指向性技術の限界を克服しています。

リサーチブリーフをダウンロード(英文)

オーティコン インテントが、同一環境下で出力SN比5dBの動作スパンで高度で正確かつ絶え間ないサポートを提供していることを実感できます。これは、必要に応じて周囲の音の音声の明瞭性を優先する”じぶんセンサー”(4D センサー)技術によるものです。この柔軟性の高い技術により、補聴器ユーザーが実生活におけるあらゆる音環境で会話に参加できるようサポートします。

オーティコンは、オーティコン インテントの”じぶんセンサー”(4D センサー)技術をテストするために、バーチャル技術を活用して難しい聴取環境を再現し、その機能をより深く理解しました。”じぶんセンサー”(4D センサー)技術は期待を上回る成果を上げ、 ”じぶんセンサー”(4D センサー)技術をオフにしたときと比べて相対的に15%向上させるという優れた音声理解を発揮する5ことが判明しました。

ホワイトペーパーをダウンロード(英文)

脳は、誰かが直接話しかけてくる声や、注意を払う必要がある背景の音など、常に周囲の音をモニターしています。すべての音は重要であり得ますが、どの瞬間にどの音が最も重要であるかは、その人の聞きたいこと(聴取意図)によって異なります。

オーティコンは、”じぶんセンサー”(4D センサー)技術が、興味のある音に対しバランスをはかる脳の働きをどのようにサポートするかを調べました。EEG(脳波)研究手法を通じてオーティコン インテントの試験を実施しました。

この研究では、オーティコン インテントによって、親密な会話をしながら、環境音への注意力を高めることができることを示しました。そして、これは被験者の聴取意図に関係なく、脳の音声への注意力を損なうことなく示されました5

ブレインヒアリングを詳しく(英文)

補聴器ユーザーを被験者として、さまざまな音環境におけるオーティコン インテントとオーティコンの前世代のプレミアム補聴器の音質を比較した評価を実施しました。オーティコン インテントは、前世代のプレミアム補聴器よりも有意に高い評価を得ました6。補聴器ユーザーは、会話が重視される場面と、周囲の音に対する認識が重視される場面の双方で聞き取りの改善を実感していることを示す結果が得られました5

  • 最大

    音質の向上*

  • 最大

    音の情景のなかで多くのニュアンスを届ける*

  • 最大

    聞き心地を向上*

*オーティコン リアルとの比較

オーティコン インテントを優位性を示すエビデンスとテクノロジーについての詳しくは、
最新の研究をご覧ください。

  • 聞こえのストレス(リスニング・ストレス)を軽減

    聞こえのストレス(リスニング・ストレス)と聞き取りの労力(リスニング・エフォート)の評価について詳しくご覧いただけます。

    リサーチブリーフをダウンロード

  • 優れた音声明瞭度

    オーティコン インテントの音声明瞭度と音声の手がかりをどのようにテストしたかを詳しくご覧いただけます。

    リサーチブリーフをダウンロード(英文)

  • ブレインヒアリングのメリット

    オーティコン インテントに搭載されている”じぶんセンサー”(4Dセンサー)技術のメリットについて詳しくご覧いただけます。

    ホワイトペーパーをダウンロード(英文)

  • ”じぶんセンサー”(4Dセンサー)とDNNテクノロジー

    オーティコン インテントに搭載されている”じぶんセンサー”(4Dセンサー)技術とDNN2.0の最新のテクニカルレビューと評価について詳しくご覧いただけます。

    ホワイトペーパーをダウンロード(英文)

1 Zapata-Rodríguez & Santurette (2024). Reducing sustained listening effort and listening stress with Oticon Intent™. New clinical evidence. Oticon Research Brief.
2 Christensen et al. (2021). The everyday acoustic environment and its association with human heart rate: evidence from real-world data logging with hearing aids and wearables.
3 Qin et al (2009). Acute psychological stress reduces working memory-related activity in the dorsolateral prefrontal cortex.
4 Vatti et al. (2024). Superior speech clarity and access to speech cues. Oticon Intent™ competitive benchmark. Oticon Research Brief.
5 Bianchi/Eskelund et al. (2024). Oticon Intent™ – Clinical evidence. BrainHearing™ benefits of the 4D Sensor technology. Oticon whitepaper.
6 Brændgaard/Zapata-Rodríguez et al. (2024). 4D Sensor technology and Deep Neural Network 2.0 in Oticon Intent™. Technical review and evaluation. Oticon whitepaper.