engaging family

家族の関与

難聴のお子さんを持つことで、お子さんと親御さんの両方にとってコミュニケーション上で工夫しなければならないことが増えるかもしれません。それは難聴が家族全員にも影響を与えるからです。

ご家族のチームワークで支える

補聴器を装着していても、お子さんには聞こえの問題は抱えたままです。ご家族、友人、近親の方がによって支えてあげる必要があります。 難聴のお子さんを育てるには、ご家族全員からの忍耐強い支えが必要です。 あなたのご家族のための最良のアドバイスは、ご家族がチームとなり、一緒に適応の仕方を学ぶことです。

難聴のお子さんの出生順序は、あなたの親としての向き合い方に影響を及ぼします。一番上のお子さんか、次のお子さんか、一番下のお子さんか、お子さん同士の年の差、そしてあなたのご家族の構成によっても違いが生まれます。 難聴のお子さんに年下の兄弟姉妹がいる場合、そのお子さんが兄または姉であることを兄弟姉妹が年上の敬うべき存在として認めていること、弟あるいは妹のお子さんが健聴であることを理由に過度な負担を強いられないことが重要となります。

兄弟姉妹の感情的な反応に対処する:家族会議を持つことが1つの方法です。質問があれば答えてあげたり、重要なトピックについてみんなで話し合ったり、お子さんの感情に寄り添ってあげたり、感情を上手く対処するための良い方法を見つけたりする機会が作れます。

お子さんのお友達の反応に対処する:良い方法の1つとしては、お子さまのお友達を遊びに招くことです。 あなたが開放的で親近感をもって接しやすくすることで、お友達はお子さんの難聴を受け入れやすくなります。

お子さんの環境と社会性を読む

involve grandparents and sibilings

祖父母と兄弟姉妹のお子さんにも協力してもらう

難聴を抱える子どものほとんどは、その子だけか、難聴を抱える数少ない近親者の一人として生まれてきます。祖父母の方と兄弟姉妹のお子さんの両方にもあなたのお子さんとの適切なコミュニケーション方法を学んでもらうことが必要です。

祖父母
祖父母の方は聞こえづらさを体験しているかもしれませんが、これはしばしば加齢が関係しています。 祖父母の方は、ご自分の体験がお孫さんが体験しているものとはと大きく異なっていることがあり、肯定的なものであろうと否定的なものであろうと比較できないものであることを理解する必要があります。 祖父母の方は、前向きに愛情を持って、他のお孫さんとは分け隔てなく接することで、支えてあげることができます。

兄弟姉妹のお子さん
兄弟姉妹のお子さんは、難聴を持つ兄弟姉妹に大きな影響を受けているにもかかわらず、見過ごされがちです。 難聴や補聴器について悲観すべきものではなくとても良いものであることを教えてあげることが大切です。 「兄弟姉妹がぎこちない話し方はなぜ?」や「彼(彼女)が着ているものは何?」など、他の子どもたちが抱くような質問をするかもしれません。あなた自身が見本となって、兄弟姉妹のお子さんにもどのように答えるのが良いのかを教えてあげてください。

  • 一緒に遊ぶことを奨める

    いろいろな年齢の子どもが集まり、聴覚の発達も違う子どもと一緒に遊ぶためには、さらに工夫が必要になることがあります。褒めてあげることも忘れずに:あなたのお子さんは我慢しなければならないことがあるかもしれませんが、公平感をわかってもらいましょう。

  • 家の用事を頼む

    特に急いでいるときには、健聴のお子さんに家の用事を頼む方が簡単かもしれません。家の用事を頼むのに説明に時間がかかるかもしれませんが、子どもはみな年齢に応じて家の用事を手伝うことができるものです。

  • 兄弟姉妹のお子さんは通訳ではありません

    夕食ができたときに健聴のお子さんを呼びかけて難聴のお子さんも誘ってくるように促したり、見てない時に起こったことを話すように促したり、健聴のお子さんが通訳になってしまわないように気をつけてください。

  • 子どもの聞こえは何故重要なのか?

    子どもの”話す”、”読む”、”書く”を学び、社会的スキルを発達させるためには”聞く”を使います。

  • 難聴の子どもを育てる

    お子さんの人生を豊かなものにするための親御さんの役割について考えてみましょう。

  • 子どもの環境と社会性

    言語発達だけではなく、社会的スキルの習得に関しても聞く力の十分な発達が欠かせません。

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