脳にやさしいことが初めて実証された補聴器 Opnが、より多くのニーズに対応可能に
110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下 聡)は、脳の聞く働きをサポートし、騒がしい場所や会話が飛び交う場でも360度全方位の音をより自然に耳に届ける先進補聴器「Oticon Opn(オーティコン オープン、以下Opn)」に、待望の耳あな型が登場したことを発表致しました。Oticon Opnの耳あな型は2018年10月30日より全国のオーティコン補聴器取り扱い専門店、眼鏡店、百貨店にて発売いたします。
Opnは従来補聴器装用者の最大の課題の一つであった騒音下での複数の人々との会話を自然な形で解決する先進補聴器として2016年に発売されました。以来、騒がしい環境での聞き取りにおいて補聴器の代名詞であった指向性に代わる、オーティコン独自の開発機能「オープンサウンドナビゲーター」により、新たな聞こえの世界を創り出し補聴器市場にパラダイムシフトを引き起こしてきました。2017年の専門機関での研究では「オープンサウンドナビゲーター」が、レストランのような騒がしい環境での言葉の聞き取りを20%から75%に向上させることが実証されています*1。
今回発売される、Opnシリーズの耳あな型は最小サイズでほとんど見えないIIC、わずかにサイズを広げたCICを含み、カナル、ハーフ、フルの5種類のスタイルで展開します。多くの人々にとって補聴器を選ぶ際の決定要素の一つは「目立ちにくさ」です。独自の研究と設計の向上により、 Opn IICとCIC はオーティコン史上最も小さく、目立ちにくい補聴器となりました。音質にも妥協を許さず、今回発売となるOpnの耳あな型スタイル全てにオープンサウンドナビゲーターを搭載しています。サイズの小型化に加え、新たなIICは2種類のスピーカーの選択肢 (75dB 、85dB)を持ち、より幅広い聴力をカバーします。オーティコンの耳あな型の標準サイズであり中等度から重度難聴までをカバーする Opn カナルは搭載機能を充実させつつも目立ちにくいスタイルを実現し一人ひとりのニーズや好みに合わせることができます。Opnハーフとフルサイズは多彩な機能を搭載し、手先の器用さに不安を感じている方でも取り扱いが容易です。軽度から重度の難聴に対応し、更に、ハーフ およびフルでは2.4 GHz のコネクティビティ(外部機器接続)をご利用いただけます。
人は耳を通じて届いた音の意味を脳で捉えます。難聴があることは、足りない音響情報を補おうとして脳を余計に働かせることとなり、結果的に疲れを生み出します。最新の研究によって Opnは難聴者の聞く努力を大きく抑えつつ、複数の話者との交流を効果的に助けることができることが示されています*2。
Opnの強力なオープンサウンドナビゲーターのサポートにより、難聴者は騒がしく聞き取りが難しい環境でも会話に参加することができ、難しい環境であっても健聴者に近いレベルまで聞き取りを諦めない傾向が見られました。
今回のOticon Opnの耳あな型スタイル拡充に際し、オーティコン補聴器 プレジデントの木下 聡は次のように述べています。
この度、多くの方にご待望いただいていたOpnの耳あな型を発表できることを非常に嬉しく思います。オーティコン史上最も小さい補聴器IIC、CICをより多くのユーザーの皆様に手に取っていただきたいと思います。国内外で聞こえの問題を感じてから多くの方は5年以上の年月を不安や葛藤の中で過ごされているとされます。補聴器の装用にためらいを感じる方に、新たな聞こえの世界と目立たないとを実現する補聴器をお試しいただくことで、聴覚ケアの最初の一歩を踏み出すきっかけとなればと願います。新たに耳あな型が加わったことで、一層多くのユーザーの皆様に360度のオープンの聞こえの世界をお届けすることが可能になりました。聞こえに悩む多くの方々が補聴器のサポートによるQOL(生活の質)の向上を体感し、前向きで充実した日々を送っていただければ幸いです
Opnは様々なデジタル機器とワイヤレス通信が可能です。Opnはインターネット接続ができる世界初の補聴器として話題を呼び、Opnとの接続によるIoT(モノのインターネット)が実現しています。様々なモノやサービスとつながることができる先進補聴器である、Opnは未来のライフスタイルを実現する先進のデジタル機器といえます。主な特長として以下が挙げられます。
- Made for i Phone®:i phone®と直接接続することができ、補聴器が両耳でワイヤレスヘッドセットとして機能。またi Phone®をリモコンとしても利用可能。
- IFTTT:イフトとは、“If This Then That”の略。IFTTTに参入している企業の製品WEBサービス同士をユーザー自身が選択・連結させて活用するというサービス。例えば、自宅のセキュリティシステムのオン・オフ時に補聴器で通知を受ける、などが一例。
ONアプリ
- 専用アプリ、Oticon ON :オーティコン ONアプリによってi Phone®やAndroid®搭載のスマートフォンで補聴器を簡単に操作することが可能。音量調節、プログラム変更、「補聴器を探す」機能、電池残量通知など様々な機能を利用可能。今年、i Phone®対応のONアプリに新たに「ヒアリングフィットネス(Hearing Fitness)」という機能が追加。
これについてプレジデント、木下は次のように述べています。
インターネットやデジタル機器の発達により、人々の生活が更に便利となろうとする昨今、補聴器も先進デジタル機器やウェアラブルデバイスとして、ますます皆様の身近な存在となる時代が来ています。聴覚に関わる先端企業としてオーティコンも日々研究を続けています。聞こえの改善はもちろん、補聴器の装用が具体的に目に見える形でのメリットにつながることで、この先補聴器は聴覚ケアの枠を超え、ヘルスケアへ貢献できるツールとして毎日を健やかに過ごしていただくためのパートナーとして生活の一部に溶け込んでいくと信じています
■今回新たに追加となる製品のご紹介
製品シリーズ <製品名> |
Oticon Opnシリーズ <オープン1、オープン2、オープン3> |
スタイル |
耳あな型:IIC、CIC、カナル、ハーフ、フル |
価格 |
オープン価格 (補聴器本体は非課税です) |
適合範囲 |
軽度~重度難聴(スタイルにより異なる、下記各スタイルの製品概要参照のこと) |
使用電池(空気電池) |
■IIC/CIC:10A電池
■カナル:312電池
■ハーフ/フル:312/13電池 |
カラー |
耳あな型:フェースプレート/ 計2色 ベージュ、ブラック(IICのみ) |
シェルカラー/ 計4色 ベージュ(基本)、ブルー、レッド、クリア*3 |
国内保証*4 |
Opn1: 購入日より3年間
Opn2/Opn3:購入日より2年間 |
国際保証/お買い上げ保険特約*5 |
Opn1/Opn2/Opn3 : 購入日より1年間 |
発売日 |
2018年10月10日(水)受注開始
2018年10月30日(火)出荷開始 |
Oticon Opn™ 5つの耳あな型スタイル 製品概要
▼「Oticon Opn™」製品サイト
▼オーティコン補聴器取扱店について
▼オーティコン補聴器製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル:0120-113321
営業時間:9:30~17:30(土、日、祝日を除く)
- Ohlenforst et al. 2017 CHSCOM
- Lunner et al, Aging and Speech Communication Conference, 2017
- カラー選択オプション可:カラー選択時は左がブルー、右がレッドとなります。
- お買い上げ日から保証期間内に通常のご使用で生じた自然故障に関し、無料修理を保証します。
- お買い上げいただいた補聴器が火災・盗難にあった場合、お買い上げ日より1年間、無料修理が可能です。
オーティコン補聴器について
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、ハンス・デマントにより1904 年にデンマークに創設されました。オーティコンは世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本法人としてオーティコン補聴器は1973年より日本市場における製品の製造・販売を行っています(https://www.oticon.co.jp)。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活できるように力づける」という信念に基づきます。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者とともに開拓してきました。1977年には先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究所(デンマーク)を設立、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユーザーと共に、将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
本件に関するお問い合わせ
- オーティコン補聴器 (PR:木下、プロダクトマーケティング:渋谷、箕輪)
- TEL 044-543-0615/ FAX 044-543-0616/ E-mail info@oticon.co.jp