Q. 補聴器とはどのようなものですか?その役割についても教えてください
A.
補聴器とは、日常的な会話や音の聞き取りといった「聞こえ」が低下してきた方、難聴といった聞こえに問題を持つ方が、よりはっきりと声や音を聞くために、使用することを目的として、研究開発や製造がなされている医療機器です。
補聴器は、薬事法(平成17年4月1日に改正された薬事法)によって、管理医療機器として分類されています。補聴器製品の発売に際しては、薬事法に求められる認証を取得しています。
補聴器にはさまざまなスタイル(形状)があります。装用する方のニーズや聴力に合わせて適切なスタイルを選択していきます。
また補聴器は、聴力や生活環境、また聞こえの好みといった要素を中心に、適切な調整(フィッティングとも呼ばれます)を行うことで、はじめてその効果が発揮されます。
補聴器の役割は、聞こえを回復するものではなく日常会話をより聞き取れるように補助するものです。例えば不要な騒音を抑えて声を聞こえやすくするといった機能を活かして必要な音を必要なレベルまで上げるのが補聴器の役割です。また適切な調整を行うことで、補聴器の装用による耳への影響はありません。
オーティコンでは、補聴器の開発にあたって、デンマークに独自の研究開発施設を持ち、実際の補聴器ユーザーも開発にかかわるといった過程を経て、製品開発をおこなっています。また製品の販売にあたっては、企業理念にもとづく販売方針を定めています。