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前編:楽しい会話が聞こえない⁉

25/04/19

レストランでの騒音が不満の第1位

レストランを実際に利用した消費者参加型で作られるレストラン評価ガイドのZagat(ザガット)の2018年度版によれば、レストランでの騒音は今やレストランを楽しむディナー客が第1に挙げる不満となっています。

背景騒音とディナー客が交わす会話が入りまじると、会話にフォーカスしたり耳を傾けたり、積極的に会話に参加をすることが難しくなります。
これは「レストランのジレンマ」と呼ばれており、せっかくのディナーの席で家族や友人たちとの楽しい時間の妨げになるものです。実際現在レストランでは何が起きているのか?オーティコンが米国で行った調査をご覧ください。

全米の人気レストランにおける騒音についての調査

全米の人気レストランにおける聞こえの環境は?~どれだけ会話を交わす努力が必要なのか?~

loudest-restaurants-1200x788オーティコンでは、オースティン、デトロイト、シカゴ、デンバー、ナッシュビル、ポートランド、サンディエゴ、シアトル、セントルイス、そしてワシントンDCにわたる全米10都市を対象に、大手レストラン旅行口コミサイトで最高ランクの評価を得たレストランを各都市ごとに5つ選び覆面調査員による調査を実施しました。

調査チームでは騒音計アプリを使用し、土曜の夕方のもっともディナー客で込み合う時間帯(午後7:00〜8:00前後)に対象として選ばれたレストランを実際に訪れて店内の騒音レベルを測りました。調査時間は1時間とし、調査チームでは10分ごとに騒音計が指すデシベルレベルを記録しました。合計50のレストランから得られたデータを基に集計と分析が行われました。この調査を通じては、いくつかの発見がありました。

 

レストランあるところに騒音あり⁉

taking-food-order-1200x788驚くまでもなく調査の結果、夕方7:00~8:00の夕飯を楽しむ来店客がピークとなる時間帯の騒音レベルは、平均で80デシベル(79.17デシベル)を記録しました。80デシベルの騒音とは目覚まし時計のベルや地下鉄の中、また交通量の多い街頭の騒音に相当します。中でもテネシー州ナッシュビルのレストランでは、ピーク時の騒音が133.40dBを記録しました。これは救急車のサイレンがけたたましくなるすぐ横で夕飯を楽しもうとするのと同じです。

騒音レベルについて補足するならば、85デジベルを上回る数値は耳鼻科医をはじめとする聴覚ケアの専門家が安全とみなす騒音への曝露レベルを超えています。専門家たちは、長時間にわたって85デシベルを超える聞こえの環境に身をおくことは難聴へとつながりかねないと警告しています。

オーティコンの調査チームは、特に高いレベルの騒音を記録したレストランについてインテリア、店内の面積、テーブル配置、BGMやその他の店内エンターテイメント、厨房デザインと配膳の場所といった項目の組み合わせが大きな騒音につながっていることを突き止めました。

 

インテリアと面積の問題

modern-resraurant-1200x788聞き取りの妨げとなる背景騒音についていえば、リラックスしたカジュアルな食事を提供するレストランとフォーマルな雰囲気のレストランの間で、騒音レベルの違いはほとんど見られませんでした。

いくつかのレストランでは、ダイニングエリア全体に配置されたテレビモニターによって、スポーツの生中継を行っていました。テレビ解説者の声とレストランから声援を送るファンの声が一生になることでディナー客の耳に痛烈な音のパンチを繰り出していました。

現在世界の多くの地域で流行となっている無機質なインダストリアルデザインを取り入れたレストランでは、さまざまな金属、花こう岩やタイルなどといった硬質な素材が店内の音を増幅させ、結果調査で記録された値は約85デシベルとなり、不快な高い音の残響を作り出していました。

 

レストランは食事と会話を楽しむ場所なのに・・・

eye-tracking-1791845_640オーティコンの調査によると、高い環境騒音のあるレストランは、多くのベビーブーマー世代やその他の人々、特に難聴を抱えた人々にとって、ますます会話についていくことが難しいレストランの環境が増えていることを示唆しています。
騒がしいレストランで食事をすることを想像するだけで、難聴を持つ人々は家族や友人との外食を敬遠しがちになってしまいます。

 
 
 

オーティコンの補聴器が「レストランのジレンマ」の問題を解決していきます

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レストランの活気に満ちた雰囲気がレストランの来店客を惹きつけるのも事実です。あまりにも静かなレストランでの外食は居心地が悪い思いをする可能性もあります。

「レストランのジレンマ」の問題のために、外食をあきらめ家に留まり、友人や家族との社会的な交流の機会を逃す必要はありません。

オーティコンの補聴器製品は、これまでの補聴器技術が解決できなかった、最大の課題の一つ「騒がしい環境で複数の話者の声に耳を傾けること」を全く新しいアプローチで解決しています。

オーティコンの補聴器製品の誕生の裏にあるのは、20余年にわたる脳から聞こえを考えるオーティコンのアプローチ。脳の聞く働きを追及するなかで進化したブレインヒアリング技術としてオーティコンの補聴器製品に搭載されています。

オーティコンの補聴器製品は、これまでの補聴器技術の限界を打ち破り、技術革新を続けており、レストランのようなにぎやかな環境で複数の人の会話に耳を傾け会話についていくことを可能にしています。