3月3日は「耳の日」です。世界でも、世界保健機関(WHO)によって、国際耳の日“World Hearing Day”(ワールド・ヒアリング・デー)と定められ、毎年各地で啓発のための様々なイベントや取り組みが行われています。
国際耳の日に際し、世界的な補聴器メーカーである、オーティコン補聴器もWHOによる世界規模での難聴に対処する行動への呼びかけに参画し、難聴対策への啓発メッセージを発信しています。聞こえにくさを自覚したら、早期に適切に対処すること、また予防可能な難聴のリスクから聞こえを守るよう推奨しています。
WHOの報告によると、世界中の難聴者の数は4億6600万人で、2050年までに9億人を超える可能性があると予測されています。難聴への対処は生活の質と非常に重要な関わりがあります。多くの研究により、難聴に未対処のまま生活を送ることで、健康上のリスクが高まることが示されています。難聴が活動的な社会生活を送ることができないことの原因であり、結果にもなっています。WHOのデータでは、補聴器を装用する事によって恩恵を受けられる人のうち、実際に補聴器を使っている人はわずか17%との結果がでています。
早期対処の重要性
難聴の早期発見、早期治療により、その後の生活、人生に与える影響は小さくなります。周囲と十分なコミュニケーションをとり、活動的な社会生活を送ることは、人々の健康と幸福に大きな恩恵をもたらします。難聴を放置すると、日常生活に大きな影響を及ぼします。オーティコン補聴器の補聴器開発の原点である、「BrainHearing™(ブレインヒアリング)」の広義の研究が示しているように、聞こえに主要な役割を果たしているのは、耳ではなく脳であるからです。難聴を未対処のまま放置することにより、疲労、孤独感、抑うつ、さらには初期の認知機能低下のリスクが高まることにもつながります。
「聴力に関する世界的な報告書」 では、難聴は社会にとって膨大な損失であるという事実が示されています。難聴が人々の生活の質に与える有害な影響は、大きな懸念事項であり、聴力を正常に保つことの重要性や、早期発見が非常に重要であることを理解することが大切です。とはいえ、難聴は徐々に進行することが多く、問題があることに気づくまでに時間がかかることが多いようです。50歳以上の方や職業上大きな騒音にさらされている方など、聴覚障害のリスクがある方々には定期的な検査を受けることをお勧めします。
騒音性難聴を予防する
2021年国際耳の日には、難聴を未然に防ぎ、難聴になる人の数を減らす上で有効だと思われる、難聴予防対策の重要性も強調されています。予防できる難聴として明らかなものは、騒音性難聴 (NIHL) です。
普段から騒音にさらされていることを意識し、騒音が危険なレベルに近づいたときには、それを最小限に抑えるよう努めることが大切です。例えば、音楽のコンサートでは、時折、耳に有害な高いレベルの騒音が発生しています。また、大きい騒音がでる機械や自動車でも適切な耳の保護具の装着をしていないと、騒音性難聴になる危険性があります。難聴を予防する簡単な方法として、以下3つがあげられます。
騒音性難聴を予防する簡単な3つの方法
- フィット感に優れたイヤホンとノイズキャンセリングヘッドホンを使用することで、音漏れを防ぎ、音量を危険なレベルに上げることなく、より適切でクリアな音声が得られます。
- 騒がしい環境や大きな音がする環境では、耳栓(適切にフィットさせる)を装着し、しっかりと挿入することで、環境音のレベルを大幅に下げることが可能です。
- 視聴中は適度な休憩を入れる–継続的に耳が大音量へさらされないよう、時々休ませましょう。
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関連サイト
World Hearing Day 2021
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オーティコン補聴器 (PR: 木下、藤原)
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